「ヒネモス」「ショピン」などのバンドを中心に活動するタカハシ ペチカによる11年振り2枚目のソロアルバム。
今回は日常のさまざまなシーンでのBGMを想定して制作された 書き下ろし インストゥルメンタル作品のライブラリー集。ギター1本から、30トラック越えの重厚なアンサンブルまで、無駄のない短め曲 全22曲収録!
タカハシ ペチカ自身によるギター、ウクレレ、マンドリン、のこぎり、玩具などに加えて、
トランペット、トロボーン、クラリネット、チューバ、フィドル、チェロ、アコーディオン、ドラムなどの多彩なゲストを迎え、時に繊細で、時にキテレツなアンサンブルを奏でる。
デザインは古き良き音楽の再発CDモノなどを多数手掛けている 菅野カズシゲ。
ミックス&マスタリングは田辺 玄(Water Water Camel)
ラウンジからトイポップ、ジプシーブラスからマリアッチまで、あの手この手で繰り出される 人懐っこい楽曲たちをご賞味あれ
はじまりの朝
小さな冒険者
日和見
サイクリスト
万有引力
日々の糧
河くだり
Miss April
セニョール セニョリータ
追憶の少年
あとの祭り
夕餉
思いがけない日
グワッキー
Ordinary Life
腑に落ちる
さりとていかに
大食漢
ユルリト
麗しのサブリナ
敗者復活
母になる
CD番号 : ITLB-1130 定価 2000円(+税)
All songs Composed,Arranged,Played & Recorded by タカハシ ペチカ except
Clarinet & Chorus : 斎藤彰子 Accordion : 藤田まゆみ Trumpet : 二村 亮 Trombone : 川松桐子
Tuba : エフィー Fiddle : 柴山真人 Cello : 菅原雄大 Drums : 内田武瑠
Produced by INTENSE LAB Mix & Mastering by 田辺 玄(Studio Camel House)
Design : 菅野カズシゲ
このアルバムは今年初頭に依頼を頂き、「今年中にリリースしたい」というユルい締め切りの元、テレビでBGMとして使用してもらうことを意識して、制作されたものです。
ユルい締め切りとはいえ、BGM=短めの曲でフルアルバムとなると「20曲入りとして、月に3曲作っても半年以上は かかるなぁ」と当初は茫漠とした思いでした。
特にお題は頂いてなかったのですが、ぼくの自宅での制作が主なため、ダイナミックなものは作りたくても作れず、自分で「日常生活のあらゆるシーン」を想定して2月頃から楽曲制作を始めました。
思い浮かぶままに、起きしなの晴れ渡る空、こどもの溢れ出てしまう好奇心、みんなでワイワイガヤガヤと集うパーティー、散歩、サイクリング、運動会、回転木馬、思いがけず見つけた花、うつろう季節、などなどの情景を描いて・・・
その後 新型コロナウィルスがやってきて、世界は一変するわけですが、謹慎期間中、不幸中の幸いか、ライブも出来なくなり、ぼくはこのアルバムの制作作業に没頭出来、作業も想定以上に捗り、そうすることで救われていました。
はからずも何気ない「日常生活」の有り難み、危うさを改めて思い知らされた今 仮に付けていたタイトル「Ordinary Life」に新たな重みが加わったように思います。
ソロ名義とは名ばかりで、多くの友人に手伝ってもらった「タカハシ ペチカ オールスターズ」的な作品でして、テレビだけではなく、何気ない日常のBGM、一枚のアルバムとしての流れを吟味して作ってますので、みなさまの家で流して頂いて、変わりゆくOrdinary Life=普通の暮らしに、ささやかな彩りを添えることが出来たら幸いです。
タカハシ ペチカ